公開日:2025.5.7 最終更新日:2025.5.7
「朱肉の購入を考えているけど、どれが良いかわからない」
「おすすめの朱肉を知りたい」
朱肉は値段や質もさまざまで、どれが良いのか、どのように選べば良いのかわからないという人も多いのではないでしょうか?
今回の記事ではスタンプメーカー目線でおすすめの選び方と、おすすめの朱肉を厳選して5つ紹介します。
朱肉の購入を検討している人はぜひ参考にしてください。
朱肉の選び方
朱肉を購入する際には主に下記の3つのポイントを基準に選びましょう。
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使うシーン
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お手軽さ
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価格
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使うシーン
朱肉は主に印鑑や書道など芸術作品の落款を捺印するために使用します。どのシーンで朱肉を使うのかによって選ぶべき、朱肉が異なります。
例えば印鑑といっても荷物の受け取りのための捺印もあれば、重要書類への捺印もあります。朱肉は一見同じように見えますが、製品によって印影の鮮やかさや鮮明さが異なります。
重要書類や渾身の芸術作品など、綺麗な印影を残したいものには鮮やかさや鮮明さに長けた朱肉がおすすめです。一方、荷物の受け取り印のような確認のための捺印であれば、深くこだわる必要はないでしょう。
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お手軽さ
朱肉にはスポンジタイプと練朱肉タイプの2つがあり、管理や手入れの手軽さが異なります。
管理や手入れをそれほど必要としないのはスポンジタイプです。乾燥しないように蓋をきちんと閉め、印影が薄くなってきたと感じたら専用の補充インクを補充します。
一方、練朱肉はしばらく使用していないと、表面の油が抜けて硬くなってしまいます。そのため定期的に専用のヘラで混ぜる必要があります。(とはいえ、その混ぜる手間こそ練朱肉の魅力でもあるのですが)
自分にとって面倒だと感じないものを選びましょう。
価格
朱肉は数百円程度で買える安価なものから、数万円以上するものまでピンキリです。
高ければ良いというわけではありません。ただ価格の差は速乾性や印影の鮮明さ、朱色の鮮やかさや深みなどの差でもあります。
仕上がり感や使い勝手などを踏まえ、価格も朱肉を選ぶ際の基準にしましょう。
なお練朱肉よりスポンジ朱肉のほうが安価である傾向です。
おすすめの朱肉5選
スタンプメーカー サンビーからおすすめの朱色を5つ厳選してご紹介します。
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南部鉄器使用の練朱肉
伝統工芸「南部鉄器」で出来た入れ物に練朱肉を詰めた製品です。印影は練朱肉特有の深みがあり、色褪せが少ないため、長く鮮やかさを保ちます。
ひまわりのデザインを施した高級美術鉄器「南部鉄器」が、書道や絵画への落款、重要な契約書類への捺印など、特別な場面に相応しい趣を与えてくれます。
南部鉄器らしく220gとしっかり重量感があるものの、61mmとコンパクトなので、デスクの上に置きっぱなしでも作業の邪魔になりません。
鮮やかな発色が魅力!本銀朱使用の練朱肉
画像出典:印鑑本舗
高い純度の本銀朱を使用しており、最高級に値する本格練朱肉です。
黒塗りの器と保管用の桐箱が高級感を演出してくれるので、重要な契約時など箔をつけたいときに重宝します。
最高級の名にふさわしい極上の深みをもち、いつまでも色褪せずしっとりとした印影を楽しむことができます。
契約時の捺印のほか、落款印用としても人気の高い商品です。
定期的なお手入れ不要の練朱肉!環境に配慮したオーガニック仕様
画像出典:株式会社モリヤマ
日光印の練朱肉は長期間保管していても固まらないため、定期的なお手入れが面倒と感じる方におすすめの練朱肉です。
さらに自然環境に優しい有機顔料を使用。鉛、銀、カドミウムなどの重金属は一切使用していないため、オーガニックを意識する方におすすめです。
耐光性に欠けるという有機顔料の欠点を長年の製造ノウハウでクリアし、恒久的に鮮明で深みのある印影を保つことに成功しました。
固まらないため、使用前に練り直す必要もありません。ただ、相当量使用した際には練り直すことで油分や着色顔料が均一になり、再び深みのある印影を楽しめます。
速乾タイプの朱肉!仕事効率を重視する人におすすめ
約3秒で乾く速乾タイプの朱肉です。捺印直後に書類を重ねても写りにくいため、仕事効率を高めます。
耐光性、耐水性を兼ね備えた高品質の顔料インクを使用。にじみにくく、長期保存してもくっきりとした輪郭の印影を保ちます。
デスク用の大型タイプから携帯用のコンパクトタイプまで、幅広いラインナップを展開しており、オフィスや自宅などさまざまなシーンに対応しています。
サンビーグループの国内工場で製造し、徹底した品質管理で信頼性の高い製品です。
ルーペ付き!持ち運びに便利な5cm弱サイズのコンパクト朱肉
画像出典:株式会社モリヤマ
高品質の速乾朱肉とルーペが一体になった製品です。捺印後約1〜5秒で速乾するため、印影写りの心配がありません。
コンパクトで持ち歩きしやすいため、営業職の人や配達員など受け取り印をもらう必要のある方に向いている朱肉です。
サイズは認印や18mm以下の実印や角印向けのSサイズ(盤面28mm)、24mmの角印でも使用可能なLサイズ(盤面43mm)の2タイプあります。
廃棄したプラスチック製品を再利用した素材を100%使用(透明蓋部分は除く)しており、環境省が定めるグリーン購入法にも適合した環境に優しい製品です。
朱肉を売っているところ
朱肉は主に下記の場所で購入できます。
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100円ショップ
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コンビニエンスストア
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文具店
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オンラインショップ
100円ショップ
朱肉は100円ショップで購入可能です。100円ショップの朱肉は荷物の受け取りや認印、確認印など日常使いに向いています。
スポンジタイプの朱肉でお手入れの手間もなく、使いやすさに優れています。取扱い店舗も多いので、急きょ朱肉が必要になった場合は100円ショップをチェックしてみましょう。
コンビニエンスストア
朱肉はコンビニエンスストアでも購入可能です。主に数百円から1,000円以下ほどで取扱いされています。
名前の知れたスタンプメーカーのものを取り扱っている場合もあります。急きょ必要になったけど少しクオリティが良いものを購入したい場合は、コンビニエンスストアを覗いてみましょう。
ただ店舗によっては朱肉の取扱いがない場合があるので、急ぎの場合は注意が必要です。
文具店
たくさんの種類から自分の希望に合う朱肉を購入したいなら、文具店がおすすめです。質の高い朱肉を当日即手に入れられるのも店頭購入のメリットです。
店舗や製品によっては試し押しができ、印影の雰囲気や速乾性も確認できます。
文具の知識が豊富な店員さんに聞くこともできるので、アドバイスが欲しい方は文具店での購入が良いでしょう。
オンラインショップ
朱肉はオンラインショップで豊富なラインナップから購入可能です。サイトによっては当日出荷に対応しているので、翌日には手に届くことも。
100円台〜500円台のお手頃なものから、数万円以上の高級練朱肉まで多数の朱肉から自分の希望に合う朱肉を選べます。
店頭購入のように試し押しはできませんが、口コミを参考に自分に合う1点を見つけられます。
今回紹介した朱肉もオンラインショップで購入可能で、一部商品については下記のサンビーオンラインショップ ココモから購入できます。
【まとめ】朱肉は価格も質もピンキリ!自分にとって使い勝手の良いものを選ぼう
朱肉は製品によって価格も質もピンキリです。安いものが悪く、高いものが良いというわけではありません。
今回の記事で紹介したように、朱肉を使うシーンや価格などを踏まえ、自分にとって使い勝手の良い朱肉を見つけることが大切です。
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