
練り消しとは?消しゴムとの違いや使い方について解説!デッサン用・ホビー用のおすすめ練り消しも紹介
公開日:2024.11.25 最終更新日:2024.11.25 子供の遊び道具としてのイメージがある練り消し。実は他にも使用用途があるのをご存じでしょうか? 今回は練り消しの使い方や 消しゴムとの違いについて解説します。おすすめの練り消しも紹介するので、練り消し選びの参考にしてみてください。 練り消しとは? ※上記写真はイメージです 練り消しとは粘土質のある柔らかい消しゴムで、練りゴムとも呼ばれます。 紙の表面についた鉛筆の鉛を吸着して消すため、消しカスが出ず、紙を痛めずに消せるのがメリットです。また柔らかい性質のため、形を変えて使用できるのも特徴のひとつ。 細かい部分を消す際には先を尖らせ、広範囲を消す際には面を大きくして使います。 練り消しは消すためだけではなく、描いた部分のぼかしにも使えます。こすらずポンポンとたたくように使うと、鉛部分が少し取れて柔らかい雰囲気に仕上げられます。 練り消しと消しゴムの違いは? 一般的なプラスチック消しゴムはポリ塩化ビニールを主原料に作られたもので、鉛筆の鉛を削り取るように消します。そのため練り消しと違って、消しゴムのカスが出ます。 消しゴムは練り消しより消す機能に長けており、綺麗に消したい場合には消しゴムのほうが適しています。完全に消すのではなく、濃淡を出すなど線の濃度を微妙に調整したいときには練り消しを使うといったように、使い分けすると良いでしょう。 練り消しの使い方 練り消しは使う前にまず練って柔らかくします。 消しゴムのように消したい部分をこするのではなく、トントンと優しく叩くようにして紙に付いた鉛筆の鉛を練り消しに吸着させて消していきます。 消しゴムのように鉛を吸着した部分が削れて落ちないため、鉛を吸着して汚れた部分は練り直して、内部に巻き込み繰り返し使用します。 また柔らかい素材である練り消しはちぎって使用も可能です。市販サイズの練り消しを丸々1個使うと細かい部分は消しにくいため、適宜サイズを調整して使用しましょう。 練り消しの選び方 練り消しは主にデッサン用かホビー用に分かれます。 鉛筆デッサンなどにはデッサン用と表記されている練り消しを選びましょう。デッサン用の練り消しは白かグレー色のものが主流です。 練り消しは練り直して繰り返し使えますが、練り消しの汚れが目立ってきた時点で交換が必要です。初心者にはその交換時期がわかりやすい、白の練り消しをおすすめします。 一方で、遊びに使うならホビー用の練り消しがおすすめです。 黄色やピンクなどのカラフルな色、チョコレートやバニラといったさまざまな香りが付いているのが特徴です。デッサン用と異なり、形も豊富です。 ホビー用の練り消しは消す機能が弱いため、デッサンには向いていません。 いずれの場合も目的にあった専用のものを選びましょう。 自分で作る練り消し「練り消しの作り方」 ホビー用の練り消しは100円ショップやバラエティショップ、文具店で購入できますが、市販のもので手作りも可能です。 簡単な作り方を紹介します。親子で楽しめるコミュニケーションとしてもおすすめなので、ぜひ挑戦してみてください。 【練り消しの基本的な作り方】 消しゴムをこすって消しカスを作る できた消しカスをこねる こねる際には定規を活用すると手が痛くなりにくいです。ある程度の固まりになったら手でこねます。 伸びる練り消しを作りたいなら、消しカスに液体のりを混ぜます。のりの量で伸び具合が異なるため、少量ずつ混ぜて好みの柔らかさに仕上げていきましょう。 香り付きの液体のりを使用すると、香り付きの練り消しに仕上がります。色をつけたい場合には水彩絵の具を使用します。 消しゴムは「まとまるくん」のようなまとまりやすい性質の消しゴムがおすすめです。 デッサン用練り消しおすすめ4選 デッサンにおすすめの練り消しを4つ紹介します。 ホルベイン 練りゴム 画像出典:ホルベイン絵具・画材の製品情報|オンラインショップ 木炭やカーボンチョークで描いた絵などを消すのにおすすめです。公式サイトでは大・中・小の3つのサイズを取り扱っています。 密閉できる袋に入っているので乾燥やホコリから守れます。 公式サイトから1個単位で購入可能です。 ファーバーカステル アート用練り消しゴム 画像出典:練り消しゴム – ファーバーカステル日本公式オンラインストア 鉛筆やチャコール、パステルの修正に適した練り消しです。柔らかく、吸着性に優れています。ハイライト効果を出すのにも向いています。 保存や携帯するのに便利なケース入りです。公式サイトから1個単位で購入可能です。 ターレンス イレイザー 画像出典:ターレンス イレーザー (練消シゴム) 木炭、コンテ、パステル、鉛筆などの吸着に優れた練り消しで、独自製法により、パサつきにくいのが特長です。 また練り具合によって、硬さの調整も可能です。しっかり練ると柔らかく、ほとんど練らないと硬めといった具合に、好みの硬さで使用できます。 購入は全国の画材店やECショップで可能です。 文房堂 ねりゴム 画像出典:文房堂 ねりゴム 大すべての商品|画材屋さん.com by 文房堂 鉛筆や木炭のトーンの調整におすすめの練りゴムです。 適量にちぎって好みの硬さに練ってから使用します。柔らかい素材のため、紙が痛むのを軽減できます。 サイズは大(40g)と小(20g)の2タイプあり、大のほうがお得。公式サイトから1個単位で購入可能です。 ホビー用練り消しおすすめ3選 ホビー用のおすすめ練り消しを3つ紹介します。 雲の素 雲レジン専用 練り消しゴム 画像出典:【楽天市場】◎雲の素 雲レジン専用 ねり消しゴム : 隠れ工房GreenOcean 雲をイメージしたレジン専用の練り消しです。 よく練ったら、柔らかくなるまで何度も左右に引っ張り、ふわふわの状態にします。レジン液を流しこんだところにピンセットやつまようじなどふわふわ感をつぶさないように優しく置いて、ライトで硬化させて完成です。 ※別途土台となるアイテムやレジン硬化のためのライトなどが必要です 光る練り消し 香り付き 画像出典:【楽天市場】蓄光ねり消し : こどもモール タイガーキャット 光を当てると暗い所で光る、蛍光顔料が入った練り消しです。青りんごやパイナップルの香りが付いています。 雨の日や暑い日など家の中で過ごす時間を楽しくしてくれるアイテムです。 小さな子供は誤って食べてしまわないように注意しましょう。 スイーツの香りがする練り消し 画像出典:【楽天市場】スウィーツな香り!ねり消しゴム 20個入: フェスティバルプラザPLUS イチゴやチョコ、バニラなど、まるで本物のお菓子のような甘い香りが付いた練り消し。 パッケージも可愛く、おままごとが好きな子供におすすめです。対象年齢は6歳以上となっていますが、状況に応じて一緒に遊んであげるようにしましょう。 【まとめ】練り消しはデッサンやホビー玩具におすすめ!目的にあったものを選んで! 練り消しは消しカスの出ない消しゴムで、デッサンの際に使用されます。 また玩具文具としても人気で、光るものや香り付きのものなどホビー用に多種多様な練り消し製品も発売されています。 ホビー用のものは消す機能が低いため、デッサンに使う場合はデッサン用のものを選びましょう。 デッサン用は画材店で、ホビー用は100円ショップもしくは文具店やバラエティショップで購入可能です。