エンボッサーで手軽にエンボス加工!おすすめ製品と使い方やオーダー時の注意点を解説

エンボッサーで手軽にエンボス加工!おすすめ製品と使い方やオーダー時の注意点を解説

公開日:2024.4.1 最終更新日:2024.10.30

紙クラフトをお洒落に仕上げたり、偽造防止のために刻印したりとさまざまな用途で使えるエンボッサー。

今回の記事ではエンボッサーに関するよくある疑問への解説と、エンボス加工を楽しめるおすすめの製品の紹介を行っています。

エンボッサーやエンボス加工に興味のある人はぜひ参考にしてみてください。

エンボッサーとは

【ミドリ】エンボッサー 本体 (49610006) (midori-store.net)

エンボッサーとは誰でも簡単にエンボス加工ができるアイテムです。

デコボコという意味をもつエンボス加工は、メッセージカードや名刺などに凹凸細工を施すもので海外では署名に添えて使用されます。

シールプレス、刻印機、押印機とも呼ばれ、会社や団体のロゴをエンボス加工することで証明書や重要書類などの改ざん防止の役割も担っています。

エンボスとデボスの違い

エンボスとデボスは、指定の箇所を浮き上がらせるか凹ませるかの違いです。

どちらも凹版と凸版でプレスして加工をします。絵柄や文字などのデザイン部分が浮き上がる状態になるのがエンボス加工、凹む形で仕上がるのがデボス加工です。

レトロな印刷手法で人気の活版印刷も広義ではデボス加工にあたります。

エンボッサーとエンボスパンチとの違い

エンボスパンチは、パンチすると切り抜きと同時にエンボス加工もできる「デコレーションパンチ」です。

エンボスパンチでエンボス加工を行うには、コピー用紙2枚程度の厚みが理想です。抜く紙が薄すぎると紙詰まりや綺麗にエンボス加工できない場合があります。

綺麗に抜けない場合は、捨て紙などを重ねて厚みを出した状態でパンチしてみてください。

エンボッサーは自作可能!作り方と必要なアイテム

エンボッサーは自作可能です。線が細かい絵柄や文字は難易度が高いため、シンプルなものから試してみましょう。

必要な文具は、主に下記の4つです。

    • エンボスペンもしくはトランサー
    • デザインナイフ
    • 画用紙やスケッチブックなど厚みのある紙 2枚
    • マスキングテープ

まず型紙作りです。エンボス加工したいデザインを紙に書き、デザインナイフで片抜きします。

もう1枚の紙の上に型紙を乗せたら、ずれないようにマスキングテープで固定します。

ひっくり返して、エンボスペンもしくはトランサーで型紙の内側をこすっていけばエンボス加工の完成です。

ちなみにエンボスペンやトランサーとは、ペン先に小さな丸いボールのようなものがついたものです。デザインの細かさによってボールの大きさを選ぶようにしましょう。

また紙は硬いものはエンボスペンで凹みをつけにくいので、画用紙のようにある程度柔らかいものが加工しやすくおすすめです。

エンボッサーを使えば簡単にエンボス加工が可能!

【ミドリ】エンボッサー 本体 (49610006) (midori-store.net)

エンボス加工の自作は説明したように難しくはありませんが、細かい作業が苦手な人にとってはハードルが高いかもしれません。

手先が器用でない人などは、市販されているエンボッサーを使用すれば、簡単にお洒落なエンボス加工を楽しめます。

エンボッサーは本体とカートリッジが別で売られており、本体にカートリッジをセットして使用します。

価格は数千円から2万円程度と、既製品やオーダー製、デザインなど製品によって異なります。

エンボッサーをオーダーするとき・使用するときの注意点

エンボッサーは自分の好みのデザインでオーダー製作ができます。

ただしオーダーする場合はいくつかの注意が必要です。

まず、一般向けのエンボッサーは紙製品専用のものや薄い紙には刻印できないものがあります。

紙専用のものを布など硬いものに使用すると、デザインプレート(カートリッジ)やエンボッサー本体の破損につながってしまうことも。必ず目的の素材へ使用できるか確認しておきましょう。

またエンボッサー本体にカートリッジをセットしたときのデザインの向きや、刻印位置も合わせて確認が必要です。

エンボッサーのオーダー製作には1ヶ月程度の時間を要する場合もあります。デザイン決定から納品までの期間を確認し、早めにオーダーしましょう。

30年以上のロングセラーのエンボッサーを紹介!

【ミドリ】エンボッサー 本体 (49610006) (midori-store.net)

エンボッサーでメッセージカードを可愛くデコレーションしたいけど、自作するのは大変だし、オーダー品は高くて手が出せない……。

そんな人におすすめなのがカートリッジの種類も豊富な、ミドリのエンボッサーです。1992年から販売しているロングセラー商品で、簡単にエンボス加工を楽しめます。

おすすめのエンボッサー本体

ミドリのエンボッサー本体はシンプルなデザインで、男女ともに人気が高い製品です。

7cmほどの大きさでカートリッジの着脱も簡単。押す際も強い力は必要ないため、使う人を選びません。

ミドリのエンボッサーが人気な理由には、本体価格が1,000円台というお手頃価格にもあります。

使いやすさに加えて、エンボッサー初心者や若い人にも手が出しやすい価格設定もおすすめポイントです。

※エンボッサー本体のみではエンボス加工できません。ミドリのエンボッサー専用カートリッジ購入が必要です

購入は下記のサイトから↓

https://www.midori-store.net/SHOP/5304/153161/list.html

エンボッサーのおすすめカートリッジ

ミドリのエンボッサー専用カートリッジはアルファベットのほか、シンプルで使いやすいデザインが計37種あります。

結婚式の招待状で使える天使やベルをモチーフにしたデザインや、ちょっとしたメッセージカードにも使える動物やハートなどさまざま。

カートリッジを差し替えることで異なる雰囲気のエンボス加工クラフトを楽しめます。

エンボッサーのメリットと活用方法

エンボス加工はシンプルな紙製品に特別感や高級感を演出してくれます。

またオーダー製作したエンボッサーで証明書や重要書類にエンボス加工すれば、偽造防止対策にも有効です。

封筒に貼るシールや会社から支給されたシンプルな名刺をエンボス加工して、ちょっと特別感を演出するのにもおすすめです。好きな人や営業先に印象を残したいときにも役立つかも。

台湾製のエンボッサー「エンボスシール」はポケットサイズで楽々仕様

シャイニースタンプ株式会社

台湾のスタンプメーカー「シャイニー」のエンボッサーは、持ち手が柔らかいゴムで覆われているため、しっかりと押しても手が痛くなりにくい構造です。

また強度な鋼が使用されているため、耐久性にも優れています。

全部で5種類あり、製品によって円型や長方形、正方形などデザインの型が異なります。

長さのあるエンボッサー「ERLエクストラロングリーチシール」はエンボス加工の位置を変えられるので便利です。

持ち運びしたい人にはプラスチックケースがついた、コンパクトサイズの「ESポケットシール」がおすすめです。

エンボスシールの取扱いについてはサンビーのお問い合わせフォームへ

スタンプメーカー「サンビー」では、スタンプ製品やスタンプ関連商品を数多く取り扱っております。

国内外に数多くの生産拠点や工場を設けており、エンボッサーの取り扱いも多数ございます。

今回紹介のエンボッサーに関する不明点などございましたら、下記のお問い合わせフォームよりお気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォーム サンビー株式会社 (sanby.co.jp)

【まとめ】エンボッサーで簡単に高級感や特別感を演出しよう

https://www.midori-store.net/SHOP/49610006.html

エンボッサーは誰でも簡単にエンボス加工ができるアイテムです。

エンボス加工された紙は視覚的な高級感と特別感を増し、触覚的な印象も残してくれます。

自作やオーダーでこだわりのものを製作しても良いですが、エンボッサー初めての人は既製品で気軽にエンボス加工体験をしてみてはいかがでしょうか?