公開日:2024.7.8 最終更新日:2024.10.30
子供の頃からお気に入りのデザインのはんこを持っている方もいれば、大人になってから自分で購入したという方もいると思います。
実際に印材やデザイン、フォントにこだわって購入された方はどれだけいるのでしょうか。
はんこの種類や用途をご存じの方は意外と少ないのかもしれませんね。
意外と知らないはんこの種類や使い道
はんこには認印、銀行印、実印、シャチハタ(浸透印)などがあります。
まず認印は、確認・承認の意味を持ち、荷物の受け取りや職場でのサイン、役所へ書類を提出するときなど、日常生活で使用することが多いはんこです。
認印は実印と違って大きさの規定がないので、デザインイラストが入っていたり印面の縁が欠けていても構いません。
ただしデザインが個性的すぎて本人のものと判断がつきにくいものはあまりおすすめできません。
デザインをする際には控えめでシンプルなものを意識すると良いでしょう。
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銀行印は金融機関の口座開設時などに登録するはんこです。
ATMで入出金をすることが多いので銀行印を使用する機会は減っていますが、銀行窓口で取引をする際には登録した銀行印が必要となる場合がありますし、公共料金の支払いに銀行口座を設定する際にも銀行印を押印して申し込むことがあるので、まだ必要とされています。
金融機関で使用するはんこのため、硬いイメージを持たれている方も多いと思いますが、多くの金融機関ではデザインされたはんこでも登録可能となっています。
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実印は各市町村区の役所に印鑑登録された、もしくは登録する目的のはんこのことを言います。
用途としては家や車の購入、銀行融資を受ける際や生命保険への加入など、主に大きなお金が動く契約に、印鑑証明と共に必要になる場合があります。
一人につき実印は1本と決められており、偽造を防ぐためにフルネームで作成する人が多いようです。
各市町村区によっては印影の大きさが指定されている場合もあり、一部のデザインフォントでは登録不可となることもあります。
また、イラストが入っていると印鑑登録ができないこともあるので確認しましょう。
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シャチハタは朱肉がなくても押せるはんこの総称と捉えている方が多いですが、正しくは浸透印という名称です。シヤチハタは製造メーカーの名前であり、はんこの名前ではありません。
とても便利なはんこですが、使用不可の書類などもあるので気を付けましょう。
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実は贈り物としても喜ばれる!
友人や家族から贈られたプレゼントの中で、自分の好みには合わない物や使う機会が無い物など、気持ちは嬉しくても困ったことはありませんか?
逆に相手の好みがわからず何を贈ろうか悩んだ経験もあると思います。
そんなときには、実印やデザインはんこをプレゼントとして贈るのはいかがでしょう。
例えば、成人祝いや就職のお祝いに、大人として、社会人として、大きな門出となるタイミングにエールを込めてプレゼントをするのも素敵です。
自分の子供が結婚するときに、車やマイホームを購入する際に必要となる実印をプレゼントしてあげると、とても喜ばれるのではないでしょうか。
特に嫁いでいく娘さんにとって、新しい名字のはんこは生涯の宝物となるでしょう。
はんこは有用性があるので贈られて困ることはないですし、象牙やチタン、ストーンなど耐久性に優れた印材の物は長期間使用できるので、頻繁に交換することもなく一生ものとして使用することができます。
ただ注意が必要なのは、はんこは身内の目下の人へ贈る物なので、上司のような目上の方にプレゼントするのは避けましょう。
他にも、はんこを使う文化のない外国の方へのお土産として、プレゼントとして贈ると喜ばれるかもしれません。
特におしゃれなデザインがされたはんこであればなおのこと喜ばれるでしょう。
デザインが素敵なはんこ屋さんおすすめ5選
自分のために贈りたい相手のために、素敵なはんこを購入できるお店をご紹介します。
1. はんのひでしま
昭和6年創業の「はんのひでしま」です。
二代目店主の秀島徹さんが営むはんこ屋さんですが、数多くのテレビ番組に出演し、珍しい苗字のはんこを常備されていると有名です。
もし自分の苗字がポピュラーではなく購入が難しい場合でも、こちらには置いてある可能性が非常に高いので一度連絡をしてみると良いでしょう。
また、珍しいデザインのはんこも取り扱っているとのこと。
実店舗もありますが、ネットからの注文もできるようです。
2. みんなのはんこ屋
「みんなのはんこ屋」は象牙やチタンなど高級な印材から薩摩本柘など、お手頃価格の印材まで揃っています。
書体とサイズも豊富なので自分好みのはんこが作成でき、何より印鑑ケースが彩り豊かで、はんこはあまり派手にしたくないけれどケースは可愛いデザインにしたい、という方にはピッタリです。
贈答用の「お祝い印鑑」もあり、高級木材である桐の収納木箱には名前を印字してくれます。
出産祝いには、健やかに元気に育って欲しいと願いを込めた鯛、鶴、亀、松竹梅等の縁起物の絵柄と名前以外にも、誕生日、体重、身長も印字可能です。
もちろんデザインの指定も可能です。
就職・新成人のお祝いは社会で力強く成長して欲しいという願いを込め、だるま、打ち出の小槌、招き猫、鯉の滝登りなどの絵柄がデザインされています。
結婚のお祝いはウエディングケーキ、花束、乾杯などの祝福する絵柄デザインです。
熨斗をモチーフにしたラッピングとメッセージカードも用意してくれるそうで、はんこも収納木箱もオンリーワンの特別な贈り物になっています。
購入から10年間は保証が付くそうなので、印面が欠けたり摩耗して捺印が不可能になった場合には無料で彫り直してくれます。
作成するはんこの書体や印材が決まり、どんな雰囲気になるのかデザインを含め確認できるサービスもあるので、利用してみるのもいいでしょう。
3. はんこdeハンコ
「はんこdeハンコ」は様々なデザインのはんこを取り扱っており、とにかくバラエティ豊かなはんこ屋さんです。
中でも可愛いデザインのはんこが勢ぞろいした「おしゃれはんこ」は、女性向けの通販サイトになっています。
おしゃれはんこには和紙を中に閉じ込めた和紙柄はんこや、アクリルの中に輝くラメを入れ込んだラメはんこなど、とても手の込んだデザインのはんこがあります。
高級感あふれる黒水牛に、きらびやかなスワロフスキーをあしらったはんこや、サンリオコレクションなど、とても個性的で他人とかぶることがないデザインを取り揃えています。
はんこというよりアクセサリーに近いので、使用する時にひと際目立つこと間違いなしです。
もちろんプレーンなはんこも取り扱っていて、個人や会社で使用するはんこも販売しています。
かなりデザインに凝っていますが、値段がお手頃なのも魅力です。
4. 西野工房
「西野工房」は1945年創業の印鑑専門店です。
こちらは京印章制作士認定を受けた方が全ての印影を作成されているそうです。
はんこの命である印影は京印章制作士さんが注文ごとに筆で紙に手書き文字を印影で書いており、線の一本一本が上向きに反っている作風で「運気や金運などを受け止めるように」との思いが込められているそうです。
コンピュータを使ったフォント文字と比べると、大胆でありながらも繊細で印面のバランスの良さは職人技と言えるでしょう。
京印章制作士が紙に手書きで書いた印影は重厚感が違い、決して同じ印影を使い回すこともないので唯一無二の作品のように追求しています。
誰でも、一生モノの印鑑を買うなら良い品質のものを安く買いたいところでしょう。
しかし、こちらは若干値段が高くても価格以上の印鑑作成にこだわっています。
手彫り仕上げ印鑑を購入したいとき、検討しているお店と比較してみると良いかもしれません。
もし届いた印鑑を見て失敗したと思った時には、安心保証サービスを利用することもできるそうです。
ガイドラインを読んで、対応してもらえるなら是非利用しましょう。
5. 個性まるだしハンコおすもん
「個性まるだしハンコおすもん」はお店の名前からして可愛いイメージですが、700種類以上のイラストから自分らしいデザインで個性丸出しのはんこを作ることができます。
好きなイラストを選んで、自分の名前やプレゼントしたい人の名前を入れ、世界でたったひとつのオリジナル認印のできあがりです。
動物や魚、食べ物までかなり変わったはんこが揃っているので、他の人よりも目立ちたい、個性を前面に出したい、好みのデザインのはんこにしたいという方には、とてもおすすめのはんこ屋さんです。
押すたびにちょっと幸せな気分になるはんことして、自分用やプレゼントにいかがでしょうか。
素材やフォントを組み合わせてワンランク上のはんこを作ってみよう
はんこには、ここまで印材のデザインや書式の種類があるということを知らなかったという方も多いのではないでしょうか。
既製品よりもワンランク上のはんこを使用することで、人は自分の成長を感じることができるかもしれません。
【まとめ】自分でカスタマイズすると、意外と愛着が湧いて永く使えるものになる。
今は全て自分で選ぶ時代です。
人とは違う自分だけのオンリーワンは愛着が湧き、必ず永く使用できます。
ましてやはんこは一生必要な物となるので、是非とも人とは違った個性的なデザインのはんこを作ってみてはいかがでしょうか。