印鑑のサイズはどれを選んだら良い?選び方や用途別のサイズもご紹介

印鑑を作るとき、サイズが意外と豊富であることに驚きます。自分はどのサイズの印鑑を作れば良いのか迷ってしまう人も多いのではないでしょうか。

印鑑のサイズは用途や使う人によってもさまざまです。男性や女性、個人や法人によってもさまざまなサイズの印鑑が用意されています。

ベストなサイズの印鑑を作るには、どのようなポイントを押さえれば良いのでしょうか。今回は、印鑑のサイズの用途別の選び方についてご紹介します。

印鑑のサイズは複数ある

印鑑のサイズにはさまざまなものがあります。なぜサイズの異なる印鑑が多いのか疑問に感じる方もいるのではないでしょうか。ここでは、印鑑がさまざまなサイズで展開されている理由をご紹介します。

複数のサイズがある理由

印鑑に複数のサイズがある理由は、すべて同じサイズだと区別がつかなくなり、間違えて使用してしまう可能性があるためです。また、印鑑の重要度に応じてサイズも変わるため、用途や使用する人によってサイズを変えておけば間違いを防げます。

すでに印鑑を持っていて、また新たに印鑑を作るときは、既存のものと見分けがつきやすいサイズのものを作ると良いでしょう。

特に銀行印と認印は同じようなサイズで作ることが多いので間違いやすいです。同じサイズでも構いませんが、あえて変えることで見分けがつくようにしておくことをおすすめします。

印鑑ごとにサイズを分ける

印鑑ごとにサイズを分ける場合、用途や作る人に応じてサイズを変えるのが一般的です。たとえば、個人用の印鑑よりも法人用の印鑑は大きいサイズにするなど、見分けがつくように分けましょう。

法人用の印鑑は、会社名をすべて入れなければならない角印を一番大きくし、次に実印である代表印、銀行印の順にサイズを変えるのがおすすめです。

個人用に印鑑を複数作る場合は、実印が最も大きいサイズ、次に大きいのが銀行印、さらに認印が一番小さいものという順番で作られるのが一般的です。また、女性は男性よりも小さいサイズで作る傾向があります。

女性が男性よりも小さいサイズで作ることが多いのは、女性の手が男性よりも小さいから、男性を立てるという昔の風習によるものなどさまざまな理由があります。しかし、女性が大きいものを使用しても問題ありませんので、好みで選んでも大丈夫です

【用途別】おすすめの印鑑サイズ

印鑑には、用途ごとに適したサイズがあります。日常生活や仕事のなかでは、さまざまな用途で印鑑を使うため、適したサイズの印鑑を知っておくと便利です。ここでは、用途別におすすめの印鑑サイズをご紹介します。

実印

実印は、市区町村ごとに登録するので、市区町村で決められている8〜25mmの範囲内なら実印として使えます。一般的にハンコ屋さんなどで販売されている印鑑であれば、どのサイズでも構いません。

昔ながらの慣習で男性は堂々としたイメージで大きめに18mm、女性は繊細なイメージとして15mmで作られるケースが多いですが、こうした慣習はあまり気にしなくても良いでしょう。

また、実印は男女ともにフルネームで作る人が多くなっています。結婚して苗字が変わる可能性がある人は、下の名前だけの印鑑を作る人もおり、印鑑の内容に決まりはありません。最近では手続きをすれば旧姓の印鑑で実印登録ができる可能性があるため、気になる方は自治体に確認してみてください。

印鑑登録は、引っ越しをして市外に出てしまうとまた登録し直す必要があります。自治体によって対応も異なる可能性があるため、引っ越しの予定がある人は確認してから作りましょう。

銀行印

銀行印は、実印より少し小さめのサイズが一般的で、男性の場合は15mm、女性の場合は13.5mmがおすすめです。

銀行印として登録できるサイズは銀行や郵便局、各金融機関によって異なります。迷った場合は標準的なサイズである12mmで銀行印を作っておけば間違いないでしょう。

銀行印を作る際は、認印と誤用しないよう、認印よりも一回り大きめのサイズで作るのがおすすめです。

認印

認印は男性の場合は12mm、女性の場合は10.5mmが一般的なサイズです。登録するものではなく普段使用する印鑑なので、規定もなくサイズについてはあまり気にする必要はありません。

企業によっては役職でサイズが決まっている場合もあり、新入社員として入社したばかりの頃は10.5mmから使う企業もあります。そういった場合は、新社会人は10.5mm、役職者は12.0mmから13.5mmがおすすめです。

入社する際に印鑑を作る場合は、そうした企業ごとの慣習があるのかどうかを確認しておいてください。

訂正印

訂正印は認印で代用するケースもありますが、認印を代用すると文書が見にくく煩雑になってしまうため、専用の訂正印を作る方が多い傾向にあります。

訂正印は文書の訂正用となるので、一般的に6.0mmと小さいものが人気です。訂正印には、丸型と小判型がありますが、使い分けの決まりはないので好きなものを選ぶと良いでしょう。

印鑑のサイズを選ぶ際の注意点とは?

印鑑のサイズを決めるときは、印鑑に彫りたい内容についても注意を払う必要があります。作りたい印鑑によって、その文字数が入るサイズなのかも確認しなければなりません。ここでは、印鑑のサイズを選ぶときの注意点をご紹介します。

文字数・画数が多い場合

名前の画数が多かったり、文字数が多かったりする場合は、どのようなサイズの印鑑を作ろうか迷う人もいるのではないでしょうか。同じサイズの円内に1文字入れるのと3文字入れるのでは文字自体の大きさが変わってきます。

文字数は同じでも、画数が多い漢字と画数が少ない漢字では視認性も変わってくるため、印鑑のサイズに気をつけた方が良いでしょう。文字数が多い場合や画数が多い文字の場合は少し大きめのサイズで作るのがおすすめです。

せっかく作っても字がつぶれて読みにくいという事態を防ぐためにも、文字数や画数を考えながら選びましょう。

また、印鑑の文字は基本的に縦書きが原則です。特に要望がなければ縦書きで作られるため、横書きを希望する場合は、注文の際に伝えておきましょう。

漢字以外の印鑑を作りたい場合

一般的に印鑑といえば漢字のイメージですが、漢字以外のひらがな・カタカナやアルファベットでも印鑑の作成は可能です。ただ、ひらがな・カタカナやアルファベットの場合は、文字が細く欠けやすくなるのである程度のサイズは必要となります。

アルファベットで印鑑を作るときは、基本的に横書きになるのが一般的です。希望があれば縦書きでも作成してもらえるため、縦書きを希望する場合は事前に伝えておきましょう。

また、アルファベットでフルネームを入れたい場合は、漢字のように画数が多くないものの、文字数が多くなると詰まった印象になってしまうため少し大きめの印鑑を選ぶのがおすすめです。

いずれにしても、印影が美しく出るようにお店の方が調整してくれるところがほとんどなので、安心してお任せすれば大丈夫です。

まとめ

印鑑のサイズは、用途や使用する人によって使い分けることがほとんどです。それぞれの用途に適したサイズがあるので、今回の記事を参考にしながら印鑑を作ってみてはいかがでしょうか。

印鑑のサイズ選びに迷っているなら、サンビーにご相談ください。総務担当者や購買担当者向けの印鑑や日付印などはもちろん、ほかにもさまざまな種類の印鑑を販売しています。サイズも豊富に取り扱っているので、どれを選んだら良いかわからないという方もサンビーにお問い合わせください。