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チタンの印鑑はなぜおすすめ?デメリットについても解説!

チタンの印鑑はなぜおすすめ?デメリットについても解説!

公開日:2023.9.5 最終更新日:2024.11.1 印鑑を購入する際、材質に着目したことはありますか。デザインにはこだわるものの、材質はあまり気にしていない方も多いのではないでしょうか。 印鑑の材質は、デザインと同じくらい非常に重要です。その中でもチタン印鑑はほかの印材にはない、数多くのメリットを有しています。今回はチタン印鑑がおすすめである理由について解説いたします。 チタンの印鑑がおすすめの5つの理由 チタンの印鑑がおすすめである理由は5つあります。それぞれ詳しい内容について確認していきましょう。 美しい印影を残せる チタン印鑑はほかの印鑑と比べて捺印性が高く、美しい印影を残すことができます。捺印性に影響するのは「朱肉の乗りの良さ」「適度な重量感」のふたつです。 チタンの粒子は超微粒であるため、朱肉の乗りを一切邪魔しません。そのため、印面に均一に朱肉を付着させることが可能です。 さらにチタン印鑑は適度に重量感があるため、強く押し付ける必要もありません。印影が掠れてしまうのではないかという心配から、意識して力強く捺印している方は多いのではないでしょうか。 しかし、チタン印鑑であれば、印鑑本体の重量があるため、軽い力でも綺麗な印影を残せます。力を加える必要がないため、女性にとっても使いやすい印鑑になっているのもポイントです。 デザイン性が優れている メーカーによって異なりますが、チタン印鑑はデザイン性が優れているケースが多いです。今までの印鑑のイメージを変えるようなスタイリッシュなデザインが特徴になっています。 チタンは金属の一種であるため、重厚感や高級感があるのも大きなポイントです。ごちゃごちゃとした装飾が施されているわけではなく、シンプルながらも高級感のある仕上がりになっているのです。 そのためチタン印鑑を使用しているだけで、品のある雰囲気を醸し出せます。ビジネスシーンにおいてチタン印鑑を使用していれば、仕事のできる大人を演出することにつながるかもしれません。 耐久性が高い チタン印鑑に使われるチタンは「純チタン」と呼ばれる種類であることが多いです。純チタンは高い強度を持つという特徴があり、耐久性に優れているため摩耗が少ないです。 印鑑を長く使っていると、印面が摩耗してしまい、印影が汚くなってしまうケースがあります。一度摩耗すると元には戻らないため、買い替えを行わなくてはいけません。 しかし、チタン印鑑は摩耗が少ないため、こまめに買い換える必要がないのがポイントです。特に実印や銀行印については、こまめに買い換えると手続きに手間がかかってしまいます。 祝い品などの贈り物として、一生モノの印鑑を作る場合にもおすすめの印材です。 水洗いが可能 長く使う印鑑はお手入れが欠かせません。朱肉がついたまま放置してしまうと、変色や劣化の原因となります。そのため、印鑑を使った後は朱肉を落とす必要があります。 しかし、朱肉を拭き取るのは簡単ではありません。丁寧に拭き取ったとしても、拭き残しが発生する可能性が高いからです。 チタン印鑑は水洗いができるため、朱肉を残さず綺麗に落とすことができます。さらに念入りに朱肉を拭き取る必要もありません。お手入れにかかる手間を大幅に削減できるメリットがあります。 ほかの印材は水洗いすると、素材が水を吸ってしまい、乾かすとひびが入ってしまう場合があります。しかし、チタン印鑑は水洗いをしても錆びる心配がなく、劣化することもありません。 金属アレルギーの方でも利用できる 金属製の印鑑は金属アレルギーがある方は使用できません。金属アレルギーを理由に購入を躊躇している方も多いでしょう。 しかし、金属アレルギーは汗でイオン化し、溶け出した金属によって起こります。チタンの場合は、すぐに酸化するという性質があるため、金属が溶け出してもアレルギーの原因にはなりません。 この特性を活かして、チタンは人工骨や人工関節、ペースメーカーなどにも利用されています。金属アレルギーのある方でも安心して使用できる金属なのです。 材質の安全性が高いのは、チタン印鑑ならではのポイントでしょう。金属アレルギーが理由で、木製の印鑑を使用していた方は、チタン印鑑であれば問題なく使用することができるため購入を検討してみてください。 チタン印鑑にはデメリットもある チタン印鑑には数多くのメリットがある一方でデメリットもあるため、購入前には必ず確認しておきましょう。 価格が高め チタン印鑑はほかの印鑑と比べて価格が高めです。一般的な印鑑であれば、100円ショップで販売されていることもあります。少し高級な印鑑の場合でも、数千円程度で購入できるでしょう。 しかし、チタン印鑑は1万円以上かかることが多いです。なぜなら、チタンはレアメタルの一種であり、希少性の高い金属だからです。そのため、購入時の負担が大きい点は注意しなくてはいけません。 一方で、ほかの印鑑は劣化にともない交換をしなくてはいけません。しかし、チタン印鑑はほぼ一生使い続けることができるため、長い目で見ると金銭面の負担はむしろ少ないともいえるでしょう。 初期投資のみ少し高めですが、それでも購入する価値のある印鑑なのは間違いありません。 重量がある チタン特有の重量は、人によってはデメリットとなる場合があります。印鑑を繰り返し使用していると、手にかかる負担が大きくなってしまうからです。 そのため、チタン印鑑のみで仕事をするのはあまりおすすめできません。1日に何度も使用しなくてはいけない場合は、比較的重量の軽い印鑑で対応するのをおすすめします。 仕事の中でも重要度の高い書類にのみ、チタン印鑑を使用するという風に使い分けることができれば、重量による負担が気になることもなくなるでしょう。 銀行印や実印でチタン印鑑を使用する場合は、そもそも使用頻度がそれほど多くありません。重量があったとしても気になるケースは少ないでしょう。 重量があるという点は確かにデメリットではあります。しかし、使い方によっては、それほど気にならないため、致命的なデメリットではありません。 手彫りができない チタン印鑑における最大のデメリットは、手彫りができない点です。チタン印鑑は強度が高いため、彫刻刀が入らず手彫りができません。そのため、チタン印鑑の印面は彫刻機(彫刻針)を使って彫刻することもできます。 あくまでも機械的に文字が出来上がるため、複製が容易という点が問題です。データが流出すれば、まったく同じ印鑑を複製することも不可能ではありません。悪用されるケースもゼロではないでしょう。 さらに印章店によっては、店舗でチタンを加工できるところは少ないです。そのため、外部業者に委託して製造することが多くあります。このことから、重要決済の捺印用などとしてチタン印鑑の作成を検討している方は、セキュリティ面の安全性が確保されているか店舗に問い合わせてみてください。 まとめ チタン印鑑には数多くのメリットがあります。職分が高く、品の高さをアピールしたい場合にチタン印鑑は役立ちます。 一方でチタン印鑑にはデメリットもあるため注意しましょう。メリットとデメリットを比較した上で、チタン印鑑を購入するべきか検討しなくてはいけません。 特にセキュリティ面については大きな問題です。作成する前に店舗に問い合わせて、安全性が確保されているか確認してから購入を検討しましょう。

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実印って何?印鑑登録する方法と印鑑証明書を取る方法

実印って何?印鑑登録する方法と印鑑証明書を取る方法

公開日:2023.7.24 最終更新日:2024.11.1 実印を押印する場面はあまり多くありませんが、大切な契約のときにこそ出番が来ます。また、契約などの場面で印鑑証明を提出するように言われたことがある人もいるのではないでしょうか。 今回は実印とその印鑑登録の方法や印鑑証明書を取る方法について紹介します。 印鑑登録とは? 実印は見た目だけでは認印などとあまり変わりません。大きな違いは、その印鑑を役所で登録しているかどうかです。一般的に役所で登録した印鑑のことを「実印」と呼びます。公的に認められている印鑑なので、信用力が大きいのです。 実印が求められるケース 実印が求められるのは、高額な契約や重要な契約のときがほとんどです。例えば、住宅ローンの契約や保険金の受取などの重要な場面で、「実印」と「印鑑証明書」が求められます。 印鑑証明書は、押印した印鑑が確かに本人のものであることを証明するものです。そのため実印と合わせて提出が求められ、主に重要な本人確認の場面で使用されます。 印鑑登録ができる人 印鑑登録ができるのは、日本在住で16歳以上の人です。15歳未満は制限能力者とされているので、印鑑登録をすることができません。 また、外国籍で日本に在住している人の場合は、自治体に外国人登録をしていれば印鑑登録できます。外国の方の場合は、ファミリーネームやファーストネームなど、どの名前で印鑑登録ができるかは自治体によって異なるので確認が必要です。 実印を作るときに注意すべきポイント 実印はどんなものでも登録できるわけではなく、サイズなどが定められています。ここでは、役所で定められている実印の規定や、作るときに注意するポイントを紹介します。 印影(いんえい)の大きさの規定 印鑑登録できる印影の大きさには規定があります。8mmの正方形より大きく、25mmの正方形からはみ出さないものを用意しましょう。 印影の形の規定 印影の形は特に指定されていませんが、一般的な形は円形です。楕円形や角形などでも登録できます。ただし、印鑑として不適切な形の印影は認められないこともあります。また、枠がないものや枠が欠けているものは認められません。 ハンコの刻印内容の規定 印鑑に刻印する内容は、戸籍上の名前を表すものでなければなりません。苗字のみ、名前のみ、フルネームなどバリエーションは主に3種類となります。漢字の名前なのにカタカナやひらがなに変えた場合は、登録できない可能性もあるので注意が必要です。 実印に適したサイズ 実印に適した印鑑として、男性用が直径15〜18mmの丸印、女性用が13.5〜15mmの丸印がおすすめです。しっかり手にフィットして押印しやすいことが大切なので、手の大きさに合わせて選びましょう。 刻印はフルネーム?名前のみ? 刻印は、男性はフルネーム、女性は名前のみの登録が多いです。 フルネームの刻印は、印影が複雑になるので偽造しにくく、実印としての効力も高いとみなされます。女性は結婚や離婚などによって苗字が変わる可能性が高いので、結婚しても使えるように名前のみで登録する人が多いです。 ただし、名前のみの登録はフルネームの刻印よりもセキュリティ面で劣るので注意しましょう。 実印に適した書体とは? 実印には、偽造のされにくさを考慮して複雑な書体を選ぶと良いでしょう。特に吉相体、篆書体などは模倣しにくいのでおすすめです。また、吉相体は縁起が良い書体ともいわれているので、験を担ぎたい人にも好まれます。 ただし、判読が困難な場合は登録を断られるケースもあるため注意が必要です。 その他の規定 上記以外にもさまざまな規定があります。 実印は1人につき1個までしか登録できません。また、本人確認を目的としているため、すでに別の人が登録している同じ印鑑を使うのはNGです。必ず自分だけが使用する印鑑を用意しましょう。 さらに、印影が変わってしまうのを防ぐために、ゴム印や浸透印など変形しやすい材質も認められません。ほかにも、大量生産された印鑑(=三文判)をNGとする自治体もあります。印鑑証明書は本人確認のための重要なツールなので、規定が厳しくなっているのが一般的です。 印鑑登録の方法・必要なもの 実印を作ったら、印鑑登録をしておいた方が便利です。実印を使う場面では印鑑証明書も必要なので、あらかじめ手続きをしておきましょう。 印鑑登録にはどのような手続きが必要なのでしょうか。ここでは印鑑登録の方法と必要なものを紹介します。 登録に必要なもの 印鑑登録には、登録する印鑑と本人確認書類、登録費用が必要です。本人確認書類はパスポートや運転免許証、マイナンバーカードなど、官公署が発行した顔写真付きの身分証明書を提示しましょう。登録費用は100〜300円程で自治体によって異なるので確認が必要です。 登録の方法 印鑑登録をするには、市区町村役場窓口の備え付けの「印鑑登録申請書」に必要事項を記入し、登録したい印鑑と本人確認書類とともに窓口に申請するだけで完了です。 役所に足を運ぶ必要はありますが、手続き自体は簡単にできます。自治体によって登録できる印鑑の規定が違う可能性があるので、事前に確認しておくと安心です。 印鑑証明を取得する方法 印鑑登録しておくと、今後印鑑証明書が必要になったときには簡単に取得できます。一度登録すればずっと使えるので便利です。実印を使う場面では印鑑証明書がセットで必要になるため、いつでも発行できるように準備しておきましょう。 役所・証明サービスコーナーなどの窓口で発行する方法 印鑑証明書は、役所の窓口でも取得できます。印鑑登録証明書交付請求書を窓口に提出しましょう。マイナンバーカードまたは印鑑登録証、本人確認書類(免許証や健康保険証)、手数料があれば発行してもらえます。どれくらいの手数料がかかるかは自治体に確認しましょう。 コンビニのマルチコピー機で発行する方法 印鑑証明書はコンビニのマルチコピー機でも発行できます。その際はマイナンバーカードと手数料が必要です。また、マイナンバーカードを使うときに暗証番号も必要になるので、しっかり記憶しておかなければなりません。 代理人が印鑑証明書を取る方法 印鑑証明書は、本人がどうしても自力で取得できない場合に代理人でも発行できます。役所の窓口で印鑑登録証を提示して発行してもらいましょう。このとき、委任状は必要ありません。 また、代理人は依頼人のマイナンバーカードを使用することはできないため、コンビニでの発行はできません。必ず役所の窓口で手続きすることが必要です。 【ケース別】実印に関してよくある疑問 引っ越しや紛失、登録した印鑑が欠けてしまった場合は、どうすれば良いのでしょうか。事前に知っておくことで慌てずに済むので、頭に入れておくと良いでしょう。 引っ越しした場合 引っ越しをした場合は、転出届の提出と同時に印鑑の登録が抹消されるため、転居先で改めて印鑑登録を行いましょう。必要なくなった印鑑登録証はハサミを入れて破棄すればOKです。ただし、同じ市区町村内の引っ越しに関しては、登録し直す必要はありません。 紛失してしまった場合 印鑑登録証はカードサイズのものなので、どこかにまぎれて紛失することもあるかもしれません。紛失してしまった場合は、直ちに「印鑑登録証亡失届」を市区町村役場へ出しましょう。悪用されるおそれがあるので、気づいた時点ですぐに手続きが必要です。 欠けてしまった場合 実印が欠けて印影に印影が変わってしまう場合は、印鑑のお彫り直し(=改刻)がおすすめです。欠けた印鑑では実印としての効力を失ってしまうため、彫り直してもらった印鑑で再度登録し直しましょう。 欠けた印鑑を使用すると運気が下がるといわれることもあります。特に大事な実印なのでなるべく早めに新しいものを作りましょう。 まとめ 実印は契約などに使う大切な印鑑です。いざ必要になったときに慌てて作るのではなく、成人、就職、結婚などのタイミングで作っておくと良いでしょう。 印鑑証明書も一度登録しておくといつでも出せて便利です。実印と印鑑証明書はセットで持っておかなければ意味がないため、実印を作ったら印鑑登録も済ませておきましょう。

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印鑑証明とは?印鑑証明の取り方について解説します

印鑑証明とは?印鑑証明の取り方について解説します

公開日:2022.10.25 最終更新日:2024.11.2 みなさんは印鑑証明について詳しく知っていますか? 印鑑証明について知っておくと、いざという時に混乱することがありません。印鑑証明は様々な場面で必要になるため、事前に発行方法や使い道などについて知ることが大切です。 それでは、印鑑証明とは何かご説明しましょう。 印鑑証明とは 印鑑証明とは、いわゆる印鑑証明書のことです。 この印鑑証明書を発行してもらうことで、印鑑が市区町村の役場で登録された公的なものだと証明できるため、様々な場面で必要になります。とはいえ、日常生活ではそれほど頻繁に必要とされる書類ではないので、知らない人が多いのも無理はありません。 ただし、印鑑証明書は実質的に実印であることを証明するためのものでもあるため、実印が必要になった時のために用意しておくのも良いでしょう。 印鑑証明書は何に必要? 印鑑証明書が必要になるのは、以下の通りです。 会社設立をする時 賃貸物件の契約をする時 土地や建物などの不動産を購入・売却する時 自動車の購入・売却・譲渡・廃車手続きをする時 自動車保険や生命保険に加入する時 保険金を受け取る時 遺産相続の手続きをする時 ローンの契約をする時 以上のような重要な契約や手続きを行う場合、役所に登録している実印でなければ効力が発揮されません。実印が用意できたとしても、それが契約者本人のものであることを証明しなければならないため、印鑑証明書が必ず必要になります。 実印や印鑑証明書が必要なのは、契約者ではない誰かが代理人を名乗って適当な認印を使い、勝手に契約する事態を防ぐためです。公正で安心できる取引や契約、手続きを行うためには、印鑑証明書が必要になるのです。 印鑑証明に有効期限はあるの? 気になるのは印鑑証明書を取得した時に有効期限があるのかどうかです。 しかし、印鑑証明書自体に有効期限は存在しません。一度取得すれば永久に効果が発揮されるので、余裕がある時に取得するだけでも全く無駄になりません。 ただし、登録している実印に変更がある場合や、一部の契約を行う際に有効期限が問われるケースがあります。 実印に変更がある場合、住所が変わるなどの理由で以前の実印が使えなくなるケースがあるでしょう。その場合は、新しい住所でもう一度実印の登録を行うことで効力が発揮されるようになります。 また、一部の契約というのは、不動産登記の申請や遺産分割協議書などに添付する印鑑証明書です。 これらの契約や手続きを行う時は、基本的に3ヶ月以内に発行されたものでないと認められません。 これは、添付する印鑑証明書の取得時期が法令で定められていたり、独自の提出先になっていたりするからです。古い印鑑証明書でもいいのではないかと思うかもしれませんが、提出先にとっては本当に契約者本人のものであるか不安に思います。 だからこそ、確実に契約者本人の実印であることを証明するために取得時期が決められているのです。 印鑑証明書を発行する時の手順 印鑑証明書を発行する方法は、役所や証明サービスコーナーなどの窓口で発行する方法と、コンビニのマルチコピー機で発行する方法の2種類があります。 役所や証明サービスコーナーなどの窓口で発行する方法は、以下の通りです。 窓口周辺にある印鑑登録証明書交付請求書に必要事項を記入する 窓口に提出する 以上の手順で印鑑証明書を発行することができます。 また、発行に必要なものは、以下の通りです。 印鑑登録証、またはマイナンバーカード 本人確認書類 手数料 コンビニのマルチコピー機で発行する方法は、以下の通りです。 マルチコピー機にマイナンバーカードをかざす 画面の案内に従って操作する また、発行に必要なものは、以下の通りです。 マイナンバーカード 手数料 マルチコピー機を使用する場合、申請書を記入する必要性がなくなりますし、本人確認書類も必要ありません。何よりコンビニ交付に対応していれば、毎日午前6時30分~午後11時の間に発行できるのがポイントです。 ただし、マイナンバーカードでなければ発行できないため、まだ発行していない人は事前に発行しておきましょう。 代理人でも印鑑証明書を発行することはできる? 結論から言えば、代理人でも印鑑証明書を発行することができます。 印鑑登録証を用意し、印鑑登録証明書交付請求書に本人の住所や氏名等を正しく記入している状態で役所の窓口で申請することで、印鑑証明書を発行してもらうことが可能です。 代理人が代わりに申請する場合は基本的に委任状が必要ですが、印鑑証明書の場合は委任状が必要ないのもポイントです。 なお、発行に必要なものは、以下の通りです。 契約者本人の印鑑登録証 代理人の本人確認書類 手数料 なお、代理人が契約者本人の代わりに印鑑証明書を発行する場合、コンビニで発行することはできません。コンビニで発行する際に必要になるマイナンバーカードは契約者本人しか使えないため、代理人が発行することは不可能です。 引っ越ししたらどんな手続きが必要になるの? 印鑑証明書や登録された実印は住所が変わらない限り永久に効果を発揮し続けますが、引っ越しで新しい住所に変わる場合、印鑑登録証の抹消手続きと同時に新しい住所で登録をする必要性があります。 役所や役場によっては印鑑登録証の回収を行っているケースがあるため、窓口に行く際に以下の書類が必要です。 住所異動届 本人確認書類 健康保険証 届出をする人の印鑑 印鑑登録証 なお、代理人が手続きする場合は委任状が必要です。 ただし、近年では印鑑証明がパソコン上でできるようになっているため、転居届が提出されれば自動的に印鑑登録の抹消や廃止を自動的に行ってくれる自治体が増えました。 さらに、同じ市区町村で引っ越しをする場合、市内転居届を提出すれば印鑑登録の住所が自動で変更されるようになっています。 自動変更に対応している自治体・市区町村であれば、旧住所で抹消手続きを行う必要性はないかもしれません。 抹消手続きを行った場合、新しい住所の役所や役場で印鑑登録の手続きを行います。 手続きに必要なものは、以下の通りです。 身分証明書 実印用の印鑑 マイナンバーカード 印鑑証明書はどうやって保管すればいい? 印鑑証明書を発行してもらった後に非常に重要なのは、印鑑証明書の保管場所です。 印鑑証明書は賃貸物件の契約をする時や保険金を受け取る時、遺産相続の手続きをする時、ローンの契約をする時など、様々な契約や手続きに必要になる重要な書類なので、厳重に悪寒しなければなりません。 万が一誰かの手に渡るようなことがあれば、ほぼ確実に悪用されてしまうでしょう。 そのようなことがないようにするためにも、厳重に管理して第三者の目に触れないように保管することが大切です。また、実印と印鑑証明書を一緒に保管するのは、万が一のことを考えるとおすすめできません。 必ず別々の場所に保管しましょう。 まとめ 印鑑証明書は様々な契約や手続きを行う際に必要になる重要な書類です。 契約者本人が契約することを証明する際に必要なので、3ヶ月以内に発行したものであれば様々な場面で役立つでしょう。普段使用することがない書類なので、3ヶ月の期限を過ぎてしまうこともあります。 そんな時は、第三者に悪用されないように、シュレッダーやハサミなどで裁断して処分しましょう。 合わせて読みたい 法人の印鑑証明書はどこで取得できるの?取得方法について解説!

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印鑑と印章っておなじなの?

印鑑と印章っておなじなの?

公開日:2022.5.23 最終更新日:2024.11.2 印鑑と印章って同じ意味として使っていないでしょうか? 実は、それ間違いです。違いについて改めて解説してみたいと思います。 印鑑の歴史 印鑑の歴史は非常に古く、6千年にもおよぶと言われています。発祥は紀元前四千年前、世界で最初の文明であるメソポタミア文明とされています。当時の印鑑は、石や骨など円筒形の外周に絵や文字を刻んで、粒土の上で転がして使用するものであったと考えられています。このような印鑑を紐に通して首からかけて身につけていたようです。書簡を封印する際に使用する目的から、高い地位を示す権力の象徴であったとも言われています。 やがてエジプト文明、インダス文明など世界各地へ広がっていきます。 日本に存在する最古の印は福岡県志賀島で出土した「漢委奴国王」の金印(国宝)といわれています。5世紀前半に中国で書かれた「後漢書東夷伝」の中に、後漢の光武帝が、紀元57年に、倭の奴国に印綬(役人の身分を証明する印と、それを身につけるための組み紐)を授けたことが書かれています。 奈良時代に中国(唐)の方式を基準として制定された「大宝律令」にて、支配者の公の印としてのみに政府や地方で使用されました。しかし個人で製造・使用することは禁じられていました。 平安時代になると貴族も個人の印鑑を使用することが許されるようになり、戦国時代に入ると武将たちがそれぞれ権力と威厳を表現するため趣向を凝らした私印を用いるようになります。織田信長の「天下布武」印、上杉謙信の「地帝妙」印、豊臣秀吉の「豊臣」印などが知られています。 江戸時代には商業や貨幣の発達に伴い、帳簿類の整備が進み、印鑑の使用が習慣化して庶民に普及していきます。 1873(明治6)年10月1日、「本人が自書して実印を押すべし。自書の出来ない者は代筆させても良いが本人の実印を押すべし。」と太政官布告にて公式の書類に署名と実印を押すよう制度を定められました。これが、現在の印鑑登録制度が導入されるきっかけとなりました。 印鑑と印章 このような歴史の印鑑ですが、現在よく耳にする「印鑑」「印影」「印章」「ハンコ」を説明できますでしょうか? 印章:いわゆる「ハンコ」の本体のことです。   木やプラスチック、金属などでできています。   手で持って捺す「ハンコ」そのものを指します。 印鑑:ハンコを押した結果、紙に残る印・模様のこと。   すなわち「印影」を指します。 改めて「印鑑」の「鑑」を辞書で調べてみると、以下のように書かれていました。  鏡。物の形をうつすもの。てほん。いましめ。  鏡に照らしてみる。真の姿を考えみる。見きわめる。 「物の形をうつすもの。」という意味からも「印鑑」の意味が汲み取れます。また「印鑑」には、どの印影が誰のものか分かるようにするためにまとめた『印影の一覧名簿』の意味もあります。 ハンコの本体のことを印鑑と解釈して「印鑑を持ってきてください」などと言うことがありますが、実は間違っています。正確に言うならば「印章を持ってきてください」と言うべきですね。 分かりやすいようにこの一般的には、ハンコ本体のことを「印鑑」と呼んでいるのが現状です。 「印鑑を持ってきてくださいね」と言われたとき、「印章ですね」とスマートに返すことができれば知的さをアピールできるのでは無いでしょうか? 知らんけど・・・ 印鑑の種類 これから、いろいろな印鑑の紹介をしていきたいと思います。 認印 『認印』は、姓(苗字)のみのタイプが多いと思います。用途:認印(みとめいん)として通常の契約書、申込書など正式な文書など木やプラスチックなど硬い素材でできている印鑑です。 特に名前がないため「普通の印鑑」としかいいようがないのですが、特に安いものは三文判と呼ばれます。認印として、個人の方が接する通常の契約書や申込書などに使われることが多いです。日常生活で荷物の受け取りや回覧板「押印してください」と言われたら、ほとんどこのタイプを使うことになるでしょう。 銀行印 『銀行印』というのも聞いたことがあるかと思いますが、これは特別な印鑑ではありません。銀行との間の取引に使う印鑑として、あらかじめ銀行に登録した印鑑のことを銀行印といいます。 預金の引き出しや振込など、その銀行との間の取引においてはこの銀行印を使わなければなりませんが、それ以外で使うことはありません。はんこ屋さんなどでは、三文判よりも少し大きな印鑑を銀行印として作ることもありますが、実印と同じ印鑑でも、三文判でも問題ありません。 法人では、丸印を銀行印として使う例もあります。上記のような形状の分類とは異なり、実印か認印かという分類もあります。 実印と認印の違い 『実印』とは、市町村(個人の場合)または法務局(法人の場合)に登録した印鑑のことをいいます。他方、実印以外の印鑑を一般的に『認印』といいます。 重要なのは、実印として登録したものが実印であるという点です。 どんな簡単な印鑑でも登録すればそれが実印になる一方で、どんな仰々しい印鑑でも登録しなければそれは認印です。なお、法人の場合は登録(届出)が必須ですが、個人の場合には必須ではありません。 実印であることの意味 実印として登録すると、「印鑑登録証明書」(個人)や「印鑑証明書」(法人)によって、その印影が自分のものであることを市役所や法務局が証明してくれます。そして、この印鑑(登録)証明書は本人でないと取れません。(証明書の取得には、個人番号カードや印鑑カードが必要です) そのため、実印を押した文書と証明書がセットになることで、「この文書に押された印鑑は本人のものである」ということの強い証明となり、ひいてはそれが「この文書は本人が記載したものである」ということの強い証明となります。 このように、実印は証明書とセットでなければ意味がないという点にご注意ください。証明書がなければ、扱いは認印を押したのと同じです。 合わせて読みたい 印鑑とハンコの違いとは?印章や印影など関連ワードもまとめて解説

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