インクを補充しても薄い!補充する時のコツや解決方法を解説

「シャチハタのインクを補充したのに印影が薄い」

そのようにお困りではないでしょうか?

ちなみに朱肉なしで連続して押印できる印鑑やスタンプのことを総じて「シャチハタ」と一般的に呼んでいますが、正しくは「浸透印」といいます。 ※「シャチハタ」はシヤチハタ株式会社の登録商標となっています。

今回の記事では一般的にシャチハタと呼ばれている浸透印について、インクを補充しても薄い理由と補充するときのコツなどについて解説します。

この記事を読んで、シャチハタ(浸透印)を快適に使い続けられるようになっていただけたら嬉しいです。

インクを補充しても薄い理由

シャチハタ(浸透印)のインクを補充したのに、印影が薄いのには以下の3つの理由が考えられます。

・インクが不足/浸透していない

・印面が汚れている

・補充したインクの種類が違う

インクを補充してからインク芯に浸透するまでには時間がかかります。メーカーの情報では完全に浸透するまで5~6時間かかるとのことです。一定時間おいてからインクが馴染んで印影が回復したか?押印確認してみましょう。

充分時間が経過しても回復しない場合は、補充したインクの量が不足していることが考えられます。過度にインク不足状態になっていた場合、一度の補充では回復に至らない場合があります。入れすぎに注意して再補充してみてください。

また、ゴム部分に汚れがあるときや、異なる種類のインクを使用した場合も綺麗な印影が出ないことがあります。

ちなみにシャチハタ(浸透印)のゴム部分には寿命があります。しかし、約10万回は使用可能と言われており、1日10回押印しても25年は使用できる換算です。ゴム部分の劣化は使用回数よりも保存状態で異なると考えられます。

シャチハタ(浸透印)は正しく保管した上で、インクを補充する際には注意事項をしっかり確認してから正しく補充しましょう。

インク補充のタイミングと方法

シャチハタ(浸透印)は連続してポンポンと押印できる便利なスタンプです。使い続けるうちに少しずつ薄くなっていくのが分かっても、インクを補充するタイミングは難しいですよね。

補充したあとも綺麗な印影を出すための適切な補充のタイミングと、補充方法を説明します。

インク補充のタイミング

 ゴム部分を下にした状態で半日程おいて押印しても薄ければ、インクを補充するタイミングです。

ただ、インクがほとんど出ない状態になってから補充すると、インクが文字表面部にまで浸透して綺麗に押印できるようになるまで時間を要します。

インクが減りすぎると回復するために必要な補充インク量が増えるため、メンテナンスが難しくなります。そのため、少し薄いかな?と感じたら、早めにインク補充することをおすすめします。

サンビー社のネーム印は連続で3,000回以上押印できます。 もし1日10回使用しているなら、10ヶ月ほどでインクの残量が適度に少なくなっているはずです。

シャチハタ社のネーム印は、写りがちょっと薄いな?と感じたときか、使用回数をざっくり計算してみて薄くなりそうなタイミングで補充すると良いでしょう。

インク補充の方法

シャチハタ(浸透印)のインク補充の方法はメーカーによって異なります。

ネーム印の主な補充方法には カートリッジ交換式インク直接補充式 があります。

サンビー社のインク補充は、補充インクをインク補充口に数滴垂らして補充するタイプです。浸透印の商品によってインクの補充方法は異なるため、公式サイトでは動画付きで解説しています。

インク補充方法の詳細はこちら↓

サンビー株式会社 インクの入れ方 (sanby.co.jp)

インク補充する前に必要な確認事項

インクの補充前には、インクの種類と色を確認しましょう。

シャチハタ(浸透印)のインクには顔料系と染料系の2種類があります。インク色も多くの種類あるため、商品に入っているインクと同じものを補充しなくてはなりません。

異なる種類や色のインクを補充すると、インクの粘度が高くなってドロドロになってインクが出てこなくなったり、インク成分が分離して水っぽい印影になったり、商品劣化や印影不良を生じる恐れがあります。

また、他社や非正規のインクを使用される場合だけでなく、他用途(スタンプ台用)のインクを補充された場合、押印できなくなるかもしれないので注意しましょう。

インク入れすぎは「にじみ」の原因にも

補充インクを使用する場合には2〜3滴が目安です(※)。それ以上は印影がにじんだり、インクが製品の隙間から漏れ出てくる原因になります。

インクを補充する際は、インク補充口の奥にある吸収体にインクが吸い込まれるのを確認しながら、1滴ずつ補充していきましょう。

補充したインクが文字部表面まで浸透するに5時間から半日ほどかかります。補充してスグに印影が濃くならないからと、どんどんインクを足してしまうと、インク過多で印影がにじむ原因にもなるので、2〜3滴足したら時間を置いてからチェックしてみましょう。

※サンビー社製品の場合

ゴム部分が目詰まりしたときの直し方

正しく補充してもインクが薄い場合は、印面(文字部)表面部に埃や紙粉が固まって詰まっているのが原因かもしれません。

特にインクが不足した印面部は、ほこりや汚れを付着・吸着しやすくなります。そのため定期的なメンテナンス&掃除が必要です。

簡単で有効な方法とは、粘着力の弱いセロハンテープの接着面にポンポンと数回押して、印面に付着した汚れを取ります。または、綿棒など先端が尖っていない柔らかなもので軽く撫でるように付着物を取り除いてください。

ここで注意していただきたいことがあります! 文字部分はインクを吐出するため超微小な気泡が無数に存在する軟質スポンジ状になっています。そのため強い力が加わると亀裂や破損を生じる恐れがありますのでメンテナンス時は優しく取り扱いしてください。

連続して押印可能なおすすめネーム印と補充インクを紹介

スタンプメーカーであるサンビー社には、朱肉やスタンプ台無しで何回も使用できる浸透印「クイックシリーズ」などのネーム印を多種類展開しています。

人気のネーム印2種と浸透印専用の補充インクを紹介します。

日常使いにおすすめ!クイック10

サンビーの浸透印「クイック10」は、風格のある古印体を採用しています。

またどんな姓でも既製品価格で作成可能で、珍しい苗字でも追加料金なしで製作可能です。

姓のみだけでなくフルネームにも対応していて、姓のみなら4文字まで、フルネームは8文字まで入れられます。

化粧品のようなお洒落なデザイン!クイック9 Camila

サンビーの浸透印で高い人気の「クイック9 Camila」は、まるで化粧品パッケージのようなお洒落なカラーを採用しています。

ワードローブネイビーやローズピンクなどデスクに置いているだけでセンスの良さが引き立つボディです。

クイック9 Camilaは、キャップの開閉が必要ないキャップレスタイプで、押印時にシャッターがスライドしてサッと書類に押印できます。

クイック10と同じく、どんな名前でも既製品価格で制作可能です。

ファン必見!スターウォーズとコラボしたネーム印スタンド

スターウォーズの人気キャラクター「R2‐D2」がネーム印スタンドになりました! 脚部分が稼働してポーズも変更できるなど、キャラクターのリアルな雰囲気を味わえます。

スターウォーズ好きにはたまらないネーム印スタンドです。

尚、R2-D2ネーム印スタンドは限定商品のため、売り切れ次第終了です。

クイック専用の補充インク「クイックインク」

上記で紹介した「クイック10」や「クイック9 Camila」は、いずれもサンビーの補充インク「クイックインク」顔料系インクを補充することで繰り返し使用が可能です。

クイック10とクイック9 Camilaに使用できる補充インクは、顔料系のみ なので注意してください。

 

【まとめ】インクを補充しても薄いときは汚れや補充方法を確認

シャチハタ(浸透印)は朱肉がなくても、インクを補充することで繰り返し使える便利なはんこです。

ただ補充方法を間違ってしまうと印影が薄かったり、ぼやけてしまったりすることがあります。

インクを補充しても薄いときはインクの種類や色が間違っていないか、正規品のインクを使用しているかの確認をしましょう。ゴム部分のほこりや汚れも定期的に綺麗にしておくことをおすすめします。

サンビー社では浸透印を数多く展開しています。珍しい苗字や文字数の多い苗字でも既製品価格で製作可能です。インクを補充する際は正規品の補充インクを必ずご使用ください。