エコバッグの素材と特徴を解説!環境に配慮したサステナブルな商品も紹介

海洋プラスチックや地球温暖化対策の第一歩として、2020年7月1日にレジ袋の有料化が始まりました。

レジ袋の有料化をきっかけにエコバッグの種類は豊富になり、どれを買うべきか悩みますよね。

軽量で洗濯しやすいポリエステルやナイロン素材のものから、環境を配慮した素材のものまで多様多彩なエコバッグ。

エコバッグにどんなものをいれるかなどシチュエーションによって、最適な素材は異なります。

今回は、エコバッグの素材と特徴、そして環境に配慮されたエコバッグも合わせて紹介していきます。エコバッグを選ぶ際の参考になれば嬉しいです。

目的別で選ぶエコバッグの素材と特徴

今回紹介するエコバッグの素材は、以下の5つです。

①ポリエステル

②コットン

③不織布

④ナイロン

⑤再生PET

それぞれの素材の特徴とメリット、デメリット、おすすめのシチュエーションなどを紹介します。

エコバッグを使う理由はさまざまです。レジ袋が有料になりちょっとでも節約のために使う人もいれば、SDGsを意識して、サステナブルなエコバッグを選んでいる人もいます。

目的にあったエコバッグを選ぶ参考にしてみてください。

エコバッグの素材①ポリエステル

ポリエステルは、石油由来のポリエチレンテレフタレート(PET)という、ペットボトルと同じ物質から作られています。

ポリエステル素材のエコバッグは、軽くて折りたたみがしやすいのが特徴です。文字やロゴのプリントもしやすく、比較的コストもかからないため、ノベルティにもよく採用されています。

100円均一ショップで購入した場合、2か月程度使用すれば 毎回レジ袋にお金を払うよりエコノミーでお得となります。

洗濯しやすく清潔に保ちやすいポリエステル素材のエコバッグは、日常の買い物に向いています

エコバッグの素材②コットン

コットンとは綿のことで、綿花の種子から取れる繊維から作られる繊維を指します。

コットン生地は温かみのある生成色のものから、カジュアルなデニム色のものまで幅広いタイプがあります。

折りたたんで持ち歩くというよりは、サブバッグ的に普段使いに向いている素材です。

ポリエステル素材より乾きにくく、使うたびに洗うのは少し大変なので、生鮮食品のエコバッグには不向きです。

しかし厚みがあり丈夫なタイプが多いコットンは、洗剤や飲料など重みのある商品を買ったときには重宝します。

ポリエステル素材とコットン素材のエコバッグは、ペアで持って使い分けするのがおすすめです。

エコバッグの素材③不織布

不織布とは、文字の通り織らずに作られた布地のことを指します。使い捨てマスクにも用いられているように、通気性と保温性に優れているのが特徴です。

服のように軽いアイテムをいれるのに適しています。

安価で製造できるので、企業が資料を入れて配ったりするのにも用いられています。デメリットは他の素材のエコバッグに比べると、耐久性がない点です。

エコバッグの素材④ナイロン

ナイロンはポリエステルと同じく、石油由来の素材でできたエコバッグです。

細かくは、ナイロンはポリアミドという合成樹脂、ポリエステルはペットボトルと同じポリエチレンテレフタレート(PET)で異なる素材ということになります。

耐久性はポリエステルの方が若干勝りますが、洗濯もできて衛生的なため、日常の買い物向きのエコバッグです。

さらにナイロン素材はシワになりにくい特徴があります。洗った後のしわしわが気になる人は、ポリエステルよりナイロン素材のエコバッグが向いています。

エコバッグの素材⑤再生PET

再生PETとは、使用済みペットボトルを回収して生産されたポリエステル繊維のことです。

先に紹介した素材「ポリエステル」とは、天然素材かリサイクル素材かという点で大きく異なります。

再生PETはゴミとなったペットボトルが形を変えて生まれ変わったリサイクル素材で、環境に配慮したサステナブルな素材です。

製品の品質はリサイクル技術の向上で、天然素材から作られたポリエステルとほぼ同等と言われています。

(参考サイト:プラスチックリサイクルの基礎知識2022
(参考サイト:日本化学繊維協会|再生ポリエステル繊維

環境に配慮したサステナブルなエコバッグ素材

再生PETは、経済産業省やPETボトルリサイクル推進協議会など、国や大きな団体が推進しているサステナブルな素材です。

他にも民間レベルでさまざまな環境に配慮した、サステナブルなエコバッグが製造販売されています。

ブルーシードバッグ®

ブルーシードバッグ®とは、熊本地震から始まった被災地を支援するプロジェクトが始めた被災地支援のエコバッグです。

被災地で使用されたブルーシートを加工し、エコバッグとして売上の一部を被災地に寄付しています。

鳥取地震や西日本豪雨に続き、東日本台風などで被害を受けた千葉県でも始まりました。

日光や雨風でダメージを受けたブルーシートを再利用した素材のため、強度はありませんが、エコロジーかつ復興支援ができるエコバッグです。

着物生地でエコバッグ

「親や祖父母から着物を受け継いだけど、着る機会がない」

ネットのフリーマーケットや手作りサイトでは、そんな着られなくなった着物をエコバッグにリメイクして販売する人が多くいます。

丈夫な着物で作られたエコバッグは、重い商品を買ったときにも安心です。さらにデザイン性が高いため、日常使いにも向いています。

リユース米袋エコバッグ

お米をいれて保存するための米袋を素材にしたエコバッグ

販売しているのは、「道の駅 北の関宿 安芸高田」が運営するオンラインショップ「楽市楽座」さんです。

米袋のエコバッグの特徴は言うまでもなく、頑丈さです。重いお米を入れても破けない強靭な素材は、たくさん買い物したときでも安心。ただ紙製のため、水濡れには注意が必要です。

販促品や記念品におすすめ!名入れ可能なエコバッグ

何枚あっても困らないエコバッグは、販促品や記念品としても人気が高まっています。

ほとんどの素材にロゴや社名の名入れが可能で、PRや販促にも最適なアイテムです。

大量ロットで制作したいなら、コストが抑えられるポリエステルやナイロン素材が良いでしょう。

ランチバッグタイプならコットン素材、資料を入れて配るなら不織布素材がおすすめです。

販促スタイルさんでは、お好みの素材や形から選べて、名入れ可能なエコバッグを豊富に取り扱っています。

オリジナルエコバッグ・トートバッグ | ノベルティ・記念品の名入れ制作なら販促スタイル (hansoku-style.jp)

まとめ

地球温暖化対策の一環として、レジ袋有料化をきっかけに広まったエコバッグ。

お手入れがしやすくコンパクトなポリエステルやナイロン素材のものから、丈夫さが売りのコットンタイプのものまで豊富な素材から選べます。

最近ではサステナブルな素材にも注目が集まり、再生PETや不要になった素材をリメイクしたものまで多種多様です。

企業もSDGsへの取り組みを求められている昨今、エコロジーなエコバッグをPRに活用してみてはいかがでしょうか?